簡易温室で秋の野菜栽培

二階のバルコニーの一部を簡易温室にしている。これは家庭菜園用ビニール(0.1㎜✖️185㎝✖️10m)で天井から床まで包み、支柱で止めただけの簡易なものだが、寒冷地の八戸では最高気温20度程度で最低気温は10度を下回るこの季節に活躍してくれそうだ。

写真は左にレタス、シュンギク、ホウレンソウ、そして右はミニトマトとキュウリだ。いずれもバーミキュライトを培地にした養液栽培である。ミニトマトは庭で栽培しているものから枝切りして刺したばかりなので根が十分ではなく、しおれ気味である。またキュウリの苗は8月末に植えたものである。ミニトマトとキュウリはこの時期、温室でどの程度育つかの実験用で収穫は期待していない。レタス、シュンギク、ホウレンソウの葉物野菜は収穫まで少なくとも60日はかかるので11月下旬の収穫を期待している。
簡易温室は床にスタイルフォームやベニヤ板、そしてその上に黒のシート(ゴミ袋)を敷いて保温性を高めたつもりだが、外気温に対して3〜10度程度しか高くはならない。せいぜい東京辺りの気温といったところだ。簡易温室は今年5月に作ったものでこの秋どの程度効果があるものか楽しみである。

トマトを冷凍保存

この時期になると、ミニトマトやトマトの収穫量が増えて、消費が追いつかない。生野菜サラダで食べるほかトマトジュースやトマトスープにもしているのだが、1日30個程度の消費量で残ってしまう。今日は枝落ちするミニトマトのアイコが多くなったので200〜300個まとめて収穫した。

収穫したアイコや中玉トマトはこれから冷凍保存する。スーパーの袋に入れてそのまま冷凍庫に入れる。これから2〜3回この様に冷凍保存することになるだろう。そして10月になれば収穫量も徐々に減っていき10月末には終了となる。
収納ケース式トマト水耕栽培は日当たりさえ良ければ、長期にわたり大量の収穫が見込める。トマトの栽培は水遣りが大変だと言われるが、私が開発した自動給水器があれば時々45リットルの貯水槽用ペールに養液を入れるだけで手間がかからない。今年は栽培時期は終わったが、来年はこのブログで紹介している自動給水システムをお勧めしたい。

台風18号の被害を受けた家庭菜園

八戸市では昨日の台風18号の最大風速は観測史上最大の41.7メートルだった。私の家庭菜園も支柱で組んだヤグラが崩れたり、ベランダの簡易温室が壊れるなどの被害があった。写真は崩れたトマト水耕栽培・養液栽培のヤグラである。

簡単には崩れないように支柱を斜めに組むなどかなり頑丈にしたつもりだったが、今回の強風で崩れた。トマトも100個ほど落下していたが、それでも全体の1割にも満たず被害は軽微だった。
次の写真は今年作ったベランダの簡易温室である。

こちらも支柱でビニールを止めていたのだが、支柱が崩れ、一部ビニールも破れていた。支柱はベランダの鉄筋に結んだだけだったので強風でビニールに風圧を受け、その力で外れてしまったようだ。今日片付けながら支柱をもっと強靭に組み立て直さなければと考えを巡らした。八戸は寒冷地なのでこれからシュンギクやほうれん草、レタスなど栽培するためにはこの温室を早急に復旧させる必要がある。

トマト水耕栽培・養液栽培の9月

トマト栽培について5,6,7,8月と1カ月毎に書いてきた。トマトの収穫は8月、9月がピークだが8月と比べると枯れ葉が増えてきた。下記写真は収納ケース式水耕栽培のアイコである。

アイコの実は支柱で組んだヤグラの上に移ってきたが、枯れ葉も増えてきた。時々枯れ葉は整理しているのだが、葉が重なって日差しが通りにくい場所は実も小さい。ヤグラの上に広がった枝葉を整理した方が良いのだろうがすでにジャングル状態である。
次の写真は道路側から写したもの。

ヤグラの上から道路側に垂れ下がるように枝葉が伸びている。収納ケース式水耕栽培のアイコは一株でバーミキュライトを培地にした養液栽培の中玉トマト4株と競合しているが、アイコの方がはるかに優勢である。これは中玉トマトの栽培ポットが小さいためである。
次の写真は南壁の塩ビパイプ式水耕栽培のモモタロウである。

ほぼ枯れてしまった。原因は根が成長しすぎてストーンからのエアーが通りにくくなり根が茶色になり死んでいるためだ。この塩ビパイプ式水耕栽培は初期の成長は速いが、根がパイプに詰まるほど成長した段階で酸素不足により枯れ始める。
日当たりさえよければ、トマトの水耕栽培・養液栽培での収穫量は根が成長できる容量の栽培槽の大きさと、そこへの酸素の供給量によって決まることがわかる。

トマトを収穫し貯水槽の養液を満タンにする

東京に1週間ほど行ってくるのでトマトを収穫した。

アイコと中玉トマトだが、合計300個ぐらいである。毎日トマトジュースにして20個程度は食べているのだが消費が追いつかない。収穫したトマトは冷蔵庫に保管した。
収納ケース式水耕栽培で育てているアイコは1株で晴天の日は養液を20リットルぐらい消費する。1週間晴天が続くと140リットルぐらいになるので45リットルのペール4個を並列につないで貯水槽とし、養液を満タンにした。バーミキュライトを培地にした養液栽培の中玉トマトの方は栽培槽が小さかったせいか成長のスピードが遅くなったので4株用に45リットルのペール3個並列につないで養液を満たした。
私の水耕栽培・養液栽培は自動給水式なので留守中は無人栽培となる。収納ケース式水耕栽培でヤグラを組んで大量収穫を目指している人も結構多いと思うが、自動給水でなければ1日何度もバケツで養液を入れなければならないはずである。トマトの本格水耕栽培には私が開発した自動給水器をお勧めしたい。