トマト水耕栽培・養液栽培の8月

5月、6月、7月とトマトの水耕栽培・養液栽培について書いてきた。8月になり、連日の大量収穫でこのペースが10月まで続くと予想される。写真は塩ビパイプ式水耕栽培の桃太郎、水耕栽培のアイコ、バーミキュライトを培地にした養液栽培の中玉トマトの全体風景である。

この内塩ビパイプ式の中玉トマトは7月下旬に枯れてしまった。原因は根が育ちすぎて塩ビパイプに詰まってしまいエアーストーンからの空気が通らなくなったからだ。もう一株の塩ビパイプ式も7月末で成長がほぼ止まっている。これも塩ビパイプに根がギッシリ詰まっているからだと予想される。塩ビパイプ式は狭いスペースでも日当たりが良ければ成長が速いが根の容積に限界があり大量収穫は難しい。
ところで塩ビパイプ式は道路に面した南壁で育てているのだが、実が赤くなると盗まれてしまう。昨年は鳥対策で赤くなる前に実に三角コーナー用の網を被せていたためカラスにいたずらされることも人に盗まれることもなかったが今年はダメである。私はまだ桃太郎は一個も食べていない。
衣装ケース(収納ケース)で水耕栽培しているアイコは支柱で組んだヤグラを大きく超えて成長し続けている。一株で大量収穫を目指すならこの衣装ケース式が最も優れていると思う。毎日10個収穫のペースなので3ヶ月で1000個ぐらいは収穫できそうである。これは土耕栽培の10倍もあり、養液の使用量も晴天の日は1日10リットルを超えるので自動給水器を使った水耕栽培としては最も効果的だと思う。
あと黒い大型バケツにバーミキュライトを入れて養液栽培している4株の中玉トマトも好調である。とりわけ、このトマトは3月にタネから育てたものだけに感慨もひとしおである。寒冷地の八戸で発泡スチロールの箱にアンカを入れて発芽させ、最初、苗はヨーグルトメーカーを使用して育て、少し苗が大きくなった頃に簡易温室で50センチほどまで成長させ、最後に大型バケツに移植して栽培したものだ。現在ミニトマトのアイコと競い合うようにヤグラを覆っている。
いずれの方式のトマト栽培もほぼ順調だがこのところの連日の雨で実が割れるのが悩みである。ヤグラの上をビニールシートで覆えば良いのかもしれないが高く成長しすぎてそれも難しい。

投稿者:

nobuoji

自動給水式家庭菜園のうみねこ堂管理者

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