キュウリ養液栽培の温室効果

キュウリは4月に苗を買ったものを南壁で育て、実を収穫できる時期を迎えた。しかしキュウリは短期間に育ち枯れてしまうので、今年は最初の苗の収穫が終わった頃に次の苗が収穫できるように、一月ずつずらして タネから苗を育てている。しかし計画通りにいかないのが家庭菜園である。まず南壁のキュウリは収穫期を迎えているが育ちが悪く葉も小さい。

それに比べると、今年 ベランダに作った温室で栽培しているキュウリは4月の後半にタネから催芽して育てたものだが下記写真のように温室全体を占有しそうなぐらいに成長が速く、数日後には初収穫ができそうだ。

キュウリは全て培地を バーミキュライトにした底面給水式養液栽培だが、南壁は日当たりが良いが鉢が少し小さいのと、自動給水器の水位設定が低く養液が十分に供給できていないのが、育ちが悪い原因だろう。一方、温室栽培の方は東向きで南壁ほど日当たりは良くないが標準サイズのプランターで自動給水の水位設定も適切で温室内の温度が高いため成長が早いのだと思う。寒冷地の八戸では温室は期待以上の効果が出ている。
しかし温室内ではキュウリの他に、同じツル性野菜のツルありインゲンやメロンも栽培しているがキュウリに温室を占有され、日光が遮られ思ったほどには育っていない。限られた栽培面積しかない家庭菜園では日当たりをそれぞれの野菜にバランスよく当てるのは難しい。

トマト水耕栽培・養液栽培の6月

先月の今ごろ、トマト水耕栽培・養液栽培の5月を書いたが、1ヶ月後の現在を報告したい。最初は収納ケース式水耕栽培のアイコである。

先月までは簡易温室にして育てていたが現在では支柱で組んだヤグラの天辺に達しそうにまで伸びた。そして赤い実が一個できていた。6月下旬から本格的に収穫できそうである。
次はダストボックスにバーミキュライトを入れた養液栽培の中玉トマトである。これも5月は防風・防水・防寒のためビニールで覆っていたが取り外している。

この中玉トマトは水耕栽培のアイコに比べてやや遅れてはいるが、青い実が成り始めているので今月の終わりごろには収穫が始まりそうだ。
次は南壁の塩ビパイプ式水耕栽培の中玉トマトと桃太郎である。

南壁で日当たりが良いせいか茎も太く順調に伸びている。こちらも青い実が成り始めた。道端にあるので他人に最も注目されやすいのだが、昨年は8月にうっかりエアーポンプの電源を切ってしまい酸素切れで途中で枯らしてしまったので今年は注意したい。
いずれのトマトも自動給水式栽培だが貯水槽は分けている。本日から1週間ほど東京に行ってくるがその間給水にトラブルがあった時に全滅を防ぐためだ。

キュウリを時期をずらして栽培

4月に苗を買って鉢植えしたキュウリはそろそろ実が成り始めた。

南壁の隙間に植えたこのキュウリは6月下旬から7月にかけて収穫期を迎える。バーミキュライト培地による養液栽培で自動給水している。
キュウリの特徴は栽培期間が短い点だ。そこで今年は苗を買って最初に収穫する株と時期をずらして4月下旬と6月上旬にタネ植えし8月と9月にも収穫できる株を準備している。下記写真は4月下旬タネから育てたもので、ベランダ温室で標準サイズのプランターで2株養液栽培しているキュウリである。

温室で暖かいせいか予想以上に成長が早く実はまだだが葉は20センチほどに巨大化している。ちなみに奥に見えるのはツルありインゲン、そして左のエアーポンプは写真には写っていないがメロンの水耕栽培用である。メロンについては別途紹介予定。
さらに下記写真は6月上旬にタネ植えしたキュウリで現在双葉状態である。

これは南壁のキュウリが枯れた頃に同じ場所に鉢植えする予定である。なお左下のアルミ箔の下に新型の底面給水式自動給水器が隠れている。この自動給水器は今季中実証試験を終えて、来年発売予定である。

小ネギのリボベジ

私は根付きの小ネギを買った時、根元を残してガラスコップに入れて再生野菜で育てることにしている。下記写真は3週間後でそろそろ収穫できそうだ。数日に一度水耕栽培用の養液を与えたが、藻の発生が少し気になるのでコップの下をアルミ箔で包んだ方が良いかもしれない。